Wi-Fi子機(Wi-Fiレシーバー,無線LAN子機)の選び方

デスクトップPCを買って、いざ使おうとしてみたら「WIFIの接続機能ないんかーい!」となった方、いませんか?
僕はそうでした。
デスクトップPCにはWIFIで接続する機能が付いていない場合も少なくありません。
一応確認方法を記載しておきます。(Windows10)

  1. デスクトップ左下のアイコンをクリック
  2. ネットワークとインターネットの設定をクリック
  3. 出てきた画面の左側リストに「WI-FI」があれば機能がついており、なければないです。(画像は無いパターン)

無い場合、あきらめて有線接続するか、USB接続するレシーバーを設置するしかありません。
今回は、そのレシーバーの選び方、おすすめ商品を紹介したいと思います。


選ぶ際に見るべきポイント!

  • 通信規格(11ac/n…等々)
  • USB規格
  • アンテナタイプ
  • ストリーム数

通信規格について

WIFIの規格には6種類あり、商品によって対応している規格は異なります。

規格通信速度(最大)周波数帯
11ax(Wi-Fi6)9.6Gbps5GHz/2.4GHz
11ac (Wi-Fi5) 6.9Gbps5GHz
11n (Wi-Fi4) 300Mbps 5GHz/2.4GHz
11a54Mbps 5GHz
11g54Mbps 2.4GHz
11b11Mbps2.4GHz


周波数帯の5GHz,2.4GHzにはそれぞれ以下の特徴があります。

周波数帯メリットデメリット
5GHz・他の家電(電子レンジやBluetooth)の出す電波と干渉しない。
・障害物がない場合2.4GHz より速い。
・障害物に弱い
2.4GHz ・電波が遠くまで届きやすい ・他の家電(電子レンジやBluetooth)の出す電波 と干渉する


基本的に新しい規格のものはそれ以前の規格に対応しているので、親機の規格がわからない場合は新しい規格のものを購入しておくと安心です。11acは一般的に高速といわれており、11axは通信速度にとりつかれた変人だけが買うものだと思っておいてください。

USB規格

USBにも規格があり、主に使用されているのは性能上から3.0、 2.0の二つで、 3.0はUSBポートが青いです。(厳密には3.1,3.2も存在しているのですがWifi子機を使用するにあたって影響はないので割愛します。)3.0対応のものを2.0のポートに差すと一応使用できますが、性能が引き出せず無駄に高い買い物になるので、2.0しかない場合は2.0用のものを買いましょう。

外部アンテナ有無

外部アンテナ、内臓アンテナの特徴は以下です。こちらはお部屋の状況に合わせて選んでください!

アンテナタイプメリットデメリット
内蔵型コンパクトで設置場所を選ばない。電波に指向性が持たせられないため、電波状況を改善したい場合、物理的に距離を近づける以外に方法がない。
外部アンテナ受信の方向に指向性を持たせられるため、柔軟な配置が可能突起があるため、小さい子供やペットに折られたりかじられたりしてしまう可能性がある。シンプルに邪魔。

ストリーム数

聞きなれない言葉だと思いますが、送受信に使うパーツと考えていただければ問題ないです。
「N×N」の形式で表記されるパターンが多く、左のNが送信、右のNが受信のストリーム数です。
MIMOという技術が使用されている商品では、ストリーム数が多ければ多いほど通信速度が速くなっています。
ストリーム数は記載していない場合も多いですが、データの通信速度は「ストリーム数と通信規格(11acなど)」によって計算されているため、データ転送速度から逆算できます。


目的別「自分だったらこれを買う!」

親機と同じ部屋で使うならこれ!
BUFFALO 11ac/n/a/g/b 433Mbps USB2.0用 無線LAN子機 日本メーカー WI-U2-433DHP
↓↓↓↓↓

通信規格:11ac以下すべて対応
USB規格:2.0(ですが、3.0のほうが安定するかもです)
アンテナタイプ:外部アンテナ
ストリーム数:1×1
理論値:11ac:433Mbps

通信機器界隈でおなじみバッファロー。11ac以下すべて対応のため、親機のスペックを確認しなくても問題なし。ほとんどのPCについているUSB2.0用で、価格もお手ごろ。ストリーム数は1×1ですが、ゲームや動画のアップロードなどの高速通信を必要とせず、同じ部屋で使用する分にはこれを買っておけば問題ないと思います!

星1レビューチェック ・・・耐久力に難ありとする人と、ドライバの不良によるブルースクリーン問題が発生しているようです。耐久力に関しては家電は個体差があるので特に言及しません。
ブルースクリーンの問題は原因自体は判明しているようで、「WSR-2533DHP2」(バッファローの親機)を使用した場合にブルースクリーンが出てしまうことがあるようです。親機の型番さえ確認してしまえばこの問題は回避できそうですね。購入前に要確認です!


値段なんぞ知らん!とにかく早く!の人はこれ! (イチオシ)
アイ・オー・データ WiFi 無線LAN 子機 11ac 1300Mbps USBバスパワー IPv6 土日サポート 日本メーカー WN-AC1300UA
↓↓↓↓↓

通信規格:11ac以下すべて対応
USB規格: 3.0推奨
アンテナタイプ:外部アンテナ
ストリーム数:3×3
理論値:11ac:1300Mbps

ストリーム数が3×3と多いため通信速度理論値はなんと 1300Mbps。有線接続したいけど部屋の都合で仕方なく無線環境になっているゲーマーのあなた、USB接続できるものの中だとこれが最速最強かと思われます。
外部アンテナタイプでやや邪魔くさいのとお値段が気になりますが、、とにかく速い環境にしたい方にお勧めです。

星1レビューチェック・・・認識しない、通信がぶちぶち途切れる、といったレビューがわずかに見受けられますが、おそらく11acで接続しているにも関わらずUSB2.0で使用しているのが問題なのではないかと、、(供給電力の問題)
WEB会議でのエラーの報告いくつかあるので、商品届き次第GoogleMeet等で確認してみるのがよさそうですね!


親機が11ax対応の人はこれ!
バッファロー 11ax/ac/n/a/g/b 無線LAN子機 USB3.0 内蔵アンテナタイプ WI-U3-1200AX2/N
↓↓↓↓↓

通信規格: 11ax以下すべて対応
USB規格: 3.0推奨
アンテナタイプ:内蔵
ストリーム数:2×2
理論値:11ax:1201Mbps
バッファローの最新機種で、11ax(Wi-Fi6)に対応していますがでストリーム数は2×2のため前述のIODATAの商品よりも通信速度がやや劣ります。が、正直気になる差ではなく、何より内蔵型で小さいため、親機さえ11axに対応していればこちらのほうが使い勝手は良いと思います!

星1レビューチェック ・・・新製品のためレビューが存在しません。近いうちに僕が買って別の記事でレビュー予定です。

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